こうやって子なしを受け入れた①ショック期の話【特徴】

こんにちは、ゆきふるです。

以前、コーンの分類について説明しました。

こなしを受け入れた過程を書いてみようと思う

今回はそれをもっと細かく説明します。

一番最初はショック期。

ショックなことって、不妊以外にも一度は経験していますよね。

何かに失敗した、人の死、けがをした、誰かに怒られた・・・など。

よく頭を殴られたような感覚とか、心臓が止まりそうだったとか

表現されますよね。

ショックとはもともと医学用語で、血圧が下がって瀕死の状態になることをいいます。

普段使っているショックという言葉は心理的な要素で、

「心が動揺すること、衝撃」と説明されています。

もちろん、ここでいうショックはこの心理的なショックで、

「不妊」という衝撃によって

「動揺、パニック、思考停止」に陥ることを言っています。

今回は、私のショック期の回想も含めて、

ショック期の特徴を説明していきます。

ショック期の特徴

この時期は自分でもわかりやすい時期です。

「不妊」もしくは「こどもを諦めた」直後のことです。

期間は人によります。ショックの度合いが人によって違うからです。

以前から予測していた人と『寝耳に水』状態の人とはショックの度合いが違いますよね。

もともとの性格が繊細かどうかにもよります。

1.どんな気分になりやすい?

こういった気分が当てはまります。

頭がボーっとする、フワフワしている、呆然、ぼんやりする、注意力散漫、平穏、無関心、穏やか、落ち着いている

これは脳が対処しきれていないため、パンクしているからです。

ショックなことがあると、パニックになって泣いたり、

自暴自棄になったりするイメージですよね。

でもそれは脳がショックなできごとを処理できたあとに起こります。

受け入れがたいほどのショックだと、体が防御しようとして、

ひとまず脇に置いておこうとします。

脳がキャパを超えている状態なので、

ボーっとしたり、ぼんやりして一見すると穏やかな気持ちになります。

2.どういった行動をとりやすい?

状況を理解していない、話を逸らそうとする、話を聞いていない、すべてを受け入れたように見える、何もなかったかのようにふるまう、人ごとのよう、いつもより活動的になる、問題を曖昧なままにしておこうとする

とりあえず、自分はショックなど受けていないような行動をとるんですよね。

妙に楽観的で「大丈夫!」を連呼したり、

話をまったく聞いてなかったり。

元気そうだから大丈夫だと周りが勘違いするほどです。

また、今までとは違う趣味を始めたり、突拍子もないことを始めることも。

「不妊」以外の問題を作って、そっちで悩んでみたり。

とにかく心が変化に耐えきれずに必死にごまかすような行動をとります。

3.どう変化していく?

拒否期&期待期に向けて、こういった感情や行動が増えてきます。

不安感、平穏なときが多いが、ときどき落ち込むようになる、根拠なく大丈夫だと思おうとする

私のショック期

プロフィールにも書きましたが、私は結婚して何年もたってから

不妊専門外来に行きました。

ある程度、不妊であることは予測していたのですが、

やっぱり衝撃を受けましたね。

他にもショックだったときってあったかな?と思い返すと、

いくつかの場面が思い浮かんだので回想してみます。

-*-*-*-*-*-*-*-*回想1-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

12月。今日は子宮がん検診で家から数分のクリニックに来ている。

引越ししてから初めて産婦人科だ。

市の子宮がん検診は偶数の年齢のときに受けることができる。

あと3ヶ月以内に受けないと割引の対象にならない。

なんとなく億劫で数ヶ月受けるきっかけを逃していた。

「予約したけどこんでるなぁ」

仕事終わりの夕方だったからか、待合室は女性でいっぱいだった。

こども連れの人もいる。

結局40分くらい待って、診察室に呼ばれた。

 

問診が始まる。

カルテを見ながら、質問する先生。

「お子さんは考えているんですね?結婚して3年目だそうですが・・・」

先生は顔をあげて私を見た。

「そうです。がんばってはいるんですけど」

私が答えると先生がすぐに聞いてきた。

「避妊はいつくらいから止めてますか?」

「ええっと、去年の12月です。」私が答える。

先生は少し椅子を私のほうに向けた。

「それなら一度検査したほうがいい、このままだと妊娠しない可能性があります。」

 

「えっ?・・・わかりました。」

衝撃だった。でもこの衝撃は自分の中でなかったことにした。

それは私が無知だったから。普段はノー天気な人間なんです。

 

このあとの検診は滞りなく終わった。

私がこの問診から帰るまでに思ったこと。

「いやいやいや、まだ子づくり始めて1年だし!年齢もギリ20代だし。

12回しかチャンスがないんだから外れててもおかしくないでしょ。」

 

「若いと妊娠しやすい」「2年こどもができないなら不妊」

私は周りで言われていた言葉を鵜吞みにしていた。

無知だった、このときまで不妊って言葉を身近で聞いたことはなかったから。

私は「あと1年あれば妊娠するでしょ、焦る年齢でもないし。」なんて

気にも留めずに家路についた。

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-*-*-*-*-*-*-*-*回想2-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

「子づくりしてから一回でできちゃってさぁ」

車を運転しながら、恥ずかしそうに、でも嬉しそうに友人は話した。

久しぶりに会う友人。今日はランチをする約束で駅まで迎えに来てくれた。

「これで2人目だ。」助手席の私は心の中で思った。

私の周りは出産ラッシュだった。

親戚、友人、先輩・後輩。

こどもが欲しいと思ってから半年以内には妊娠している人ばかりだった。

1,2か月で妊娠できたという人の話を聞くのは2人目だった。

「そんなにすんなり妊娠するんだ・・・」

私がこどもを望んでから2年が経っていた。

「やっぱりどこかに問題がある」

それを まざまざ と突き付けられたようだった。

「専門の病院に行こう」私は決意した。

「『こんなにすぐに妊娠するなんてビックリだよね』って旦那とも話してるんだぁ。」

幸せそうに嬉しそうに話す声。

私がこどもができなくて悩んでいることを友人は知らない。

友人が心底羨ましかった。

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この2つが私にとっては衝撃を受けたことでした。

最初の子宮がん検診では初めて自分が不妊の可能性があると言われたできごとでした。

2つ目の友人の妊娠報告は、ちょうど私が妊活を始めて丸2年くらいだったので、

やっぱり不妊なんだと実感したできごとでした。

不妊だとまったく思っていなかった分、ショックも大きかったです。

 

そして、不妊専門病院で持病や不妊原因がわかり、

本格的な治療についての説明を受けた時。

この頃から私に本格的なショック期が訪れました。

 

頭がボーっとしたり、気づくと時間が経っていることが増えました・

自分がそこから動きたくないのに、

見えない何かにズズズっと押し動かされるような、

留まりたいのに動かなきゃいけないとせっつかれているような気持ちでした。

 

そして、私はあからさまに他の問題に逃げました。

その頃、母のがんが発覚したんです。

幸い初期だったので手術で完治が目指せました。

「とりあえず、こんな時期だし、不妊のことはちょっと置いておこう」

不妊と母の病気。それが2ヶ月の間にわかって私の頭はキャパオーバーだった。

そして、母の看病で忙しいからと、

不妊と距離を置き始めました。

ショック期の過ごし方

「すぐに判断しない」これが一番大切だと思います。

大丈夫だと思っても、正常な判断ができない状態だと自分では気づいていないかもしれません。

頭がボーっとする、何かしていないと不安、焦燥感(焦り)や取り残された気分になる、など

そんな気持ちを抱えているなら一度立ち止まって見て。

パニックを起こしている状態って泣き叫んだり、床に泣き伏せったりと

わかりやすいものだけじゃないんです。

頭がパニック状態の中で体を守るために、あえてボーっとさせているんです。

体の防衛反応です。

だから、自分でも気づかないうちに無理をしたり、

活動的になったりしますが、疲れたら立ち止まることを心掛けてください。

不安で辛い気持ちをなかったことにしたいんです。

その気持ちをいったん認めて。ノートに書きだすのもいいですね。

 

ショック期はとりあえずボーっとしたままにして自分がショックを受けていることを

客観的に自覚してみてください。

それが難しいんですけどね。でも時間が解決してくれるとしか言いようがないですよね。

それくらい衝撃だったってことですから、受け止めるのにも時間がかかります。

ボーっとしてしまう自分を責めずに

その心の流れを流れるままにしてみましょう。

次は拒否&期待期について説明します。